こちらはチームの構成についてある程度ざっとまとめたページとなります。
なお、こちらのページは初心者ガイドのチーム構成についての話をより深く掘り下げたものになります。
基本的にほぼ全てのチャンピオンについて大まかな役割、パワースパイク、APかADかなどを把握していることが前提の話となっているのでご了承ください。
結論から言うと、その方が勝率が上がるからです。
ランクゲームの典型的な負けパターンについて紹介しましょう。
味方のチーム構成は終盤に強い構成で、相手は序盤に強い構成です。
この場合序盤の不利は目に見えたものであり、当然集団戦もまともに戦ったら負けることは目に見えています。オブジェクトファイトを避け、相手の反対側でアクションを行い、オブジェクトトレードを行う動きが定石です。
しかし自陣は序盤にオブジェクト周りで大規模な集団戦を起こして手痛い打撃を喰らい、その後の集団戦でも金銭差により押し切られ、ズルズル不利が広がってゲームを畳まれてしまいました。
味方が複数ADチャンピオンを選択しているにもかかわらずADチャンピオンをピックしました。
敵はラストピックでラムスを出してきました。
試合は序盤やや有利に進めたものの、中盤から前衛のラムスを全く溶かすことができなくなりそのままラムスが暴れて最終的に敗北してしまいました。
自陣と敵陣の構成を比べると、相手の方がよりAoEのハードCCが多い構成でした。
自陣はややポーク構成寄りでしたが、味方がイニシエートしてしまいました。
結果集団戦に負けてしまい、その後も似たような集団戦を起こし続け負けてしまいました。
さて、これらの事例はランクをある程度回している人ならばほぼすべての人が経験したことがあるのではないでしょうか。
これらの試合は全て構成の知識がなかったから負けた、というわけには行きませんが、構成について理解が足りなかったことが大きな敗因であったことは否定できません。
最初の例は構成を理解していればオブジェクトの交換に持ち込み、レイトまで耐えるという方針を立てられたはずです。
その次の例はもっと単純で、ADに偏っていたことを理解してピック段階でダメージの出るAPチャンプをピックすればまた違った結果になったことでしょう。
最後の例も、構成を理解していれば闇雲に突撃する選択肢はなかったでしょう。
もちろんチームゲームなので一人が構成について理解を深めたところで4人が知っていなければどうしようもないかもしれません。
しかし、ピンなどでチームに指示をすることや、ピック段階でAPをピックしてほしいなどとチャットで述べることなど多少の軌道修正は出来たと思います。
例えば相手がAllADだった場合、チャットで「ARを買おう」「buy AD」などと言えば味方もそれを意識したビルドを組み立てるでしょう。
必ず守らなければならないわけではありませんが、意識することで勝率は間違いなく上がります。
さて、チーム構成についての話の前に基本的なピックのルールについて話しましょう。
これらを無視して無理矢理構成に合わせてもむしろ勝てなくなるので注意しましょう。
チーム構成は基本的に集団戦やマクロで役に立つ知識であり、レーン戦段階で勝負が決まってしまったら最早チーム構成も何もありません。相手が多少悪い構成でも装備差があればゴリ推してしまうことも出来ます。
特にミッドレーンとバロンレーンは基本的に後出しでカウンターピックをすることを推奨します。
ただしカウンターピックはカウンター要素を理解しなければカウンターできないかもしれません。ピックする際には事前にどのような点がそのキャラのカウンターとなりうるのか調べましょう。
現在カウンターについてワイルドリフトでまとめている場所はありませんが、多少環境が違い、同じとは言えないもののPC版のカウンターピックを掲載しているサイト、https://jp.op.gg/l=jaや、https://www.counterstats.net、https://u.gg/等を参考にしても良いかもしれません。
このwikiの雑談ページや初心者向けの質問、ワイルドリフトのスレ等で聞いてみましょう。大抵の場合答えてくれるはずです。
ソロレーンで先出しすることになってしまった場合はカウンターの少ないチャンピオンを選ぶのも一つの手です。例えばバロンレーンではレネクトンやイレリア、グラガス、ダリウスはレーン戦が強くカウンターチャンピオンも少ないので安定したピックとなります。
これは一例であり、バランス調整で今後も変わっていくでしょう。メタピックを使えて損はありません。
カウンターなどをすべきとは言いましたが、結局は使い慣れたチャンピオンが一番強い場合もあります。
多少の有利不利はプレイスキルでひっくり返せるので、カウンターとして下手なチャンピオンを選ぶよりも不利マッチアップでも自信のあるチャンピオンを使うのも選択肢の一つです。
基本的にこの3つのルールを意識してピックを行いましょう。
さて、次にチーム構成を考えたピックのルールを説明します。
ここで初めて構成についてのピックとなります。チャンピオンには相性の良い組み合わせというのがあります。代表的なもので言えばヤスオをグラガスやマルファイトと一緒にピックすることで、ultを利用したノックアップのコンボを決めるものでしょう。
これ以外にもジャーヴァン4世の決戦場とガリオやオリアナといった範囲CCを組み合わせることで集団戦に比重を置いたり、レネクトンとパンテオンのように対象指定スタンを二枚組み合わせたりすることでガンクがほぼ必中になるコンボピック、デュオレーンでいえばトリスターナ の様なオールインが非常に強力なadcとレオナという同じくオールインが強力なサポートを組み合わせることで確実に敵をキルするピック、ザヤラカンのようにあらかじめ相性が良くなっているコンビをピックすることもあります。
ただし、相性が良いからと言って慣れないキャラをピックすることは基本的にやめましょう。慣れない有利ピックより慣れている不利ピックのほうが戦いやすいはずです。
これまた構成についての考えです。自分が後にピックを行う場合、味方の構成から足りない要素を補えるようにしましょう。
CCが足りないならCCを持ったキャラクターを、APが足りないならAPのダメージディーラーを、前衛が足りないなら前衛になれるキャラを、DPSが足りないように感じるならばDPSとなりうるキャラをピックしましょう。
これを見ている人であれば、これらの要素を補えるチャンピオンについていくつか心当たりがあると思います。